2011年07月05日

『彼女が風に吹かれた場合』2005年?

.
家の近所に「BOOK OFF」があります。けっこう大きい店舗で品揃えも充実してるもんですから良く利用させてもらってます。文庫本とか新書版なんか105円って価格設定のグループもありまして、こりゃお買い得ですよね。うまく使えばこんな便利な書店はないかもしれません。

先日も夕涼みがてらブラッと立ち寄って文庫本を数冊購入。なぜかBOOK OFFで買った本て、すぐに読み始めることが多く、新品で買って「積ん読」になってる本より回転が速いですね。その中の1冊が「司馬遼太郎の考えたこと 第3巻」。はい、すぐに読み始めました。

IMG_3643.JPG

そしたら、あらまページの途中に1枚のレシートがペロンって挟まってました。2005年9月18日(日)の日付があるカプリチョーザ横浜緑園都市店のモノです。確かフェリス女学院の角んところにあるお店です。なんだかすっごく興味がわいてきちゃいましてね、ゾクゾクと探偵気分です。

客数は2人、清算したのは午後の13:51。休日におふたり様でランチでしょうね。オーダーは茄子のミートソースとオリーブのピッツァ。なんか妙にあっさりしたメニューです。で、まだ暑い季節でしょうに、飲み物は頼んでないのね?。なんでだろ?、ちょっぴり不思議な感じだなぁ。

IMG_3874.JPG

で、空想が駆け巡ります。このふたりは、どんな人たちなんだろうって。日曜ですから、フェリスの学生さんではないかもしれませんね。「司馬遼太郎の考えたこと」に挟まってたわけですから、読者は男性かな?、それも、そこそこの年齢の方である可能性は高いかもしれません。

合計3290円の清算は現金です。カードは使ってません。いや、カードを使わなかったのには、何か理由があるのかもしれません。深読みすれば、カードで清算して請求書に履歴が残ることを避けたのかな?なんてことも考えられます。う〜ん、面白くなってきた〜。

ここまでくると空想と推理がムクムクと膨らんでしまって、司馬遼太郎さんどころの話じゃありません。どちらかと言えば「ワケアリな男女」を登場人物に設定すると、ストーリーが面白い方向に発展しますね、こりゃ。この後のふたりの行動は?、食事の後は、どこへ向かったの?。

レジを担当したのは○原一美さんという名前の女性です。フェリスに通う学生さんのバイトかな…とも思ったんですが、いやわざわざ休みの日に母校のそばまでバイトに行くかなぁ?、たぶん違うでしょうね。どこにお住まいの、お幾つくらいの、どんな女性なんだろうか?。

このレジの女性は、確実にふたりのお客さんの姿を見ているわけですよね。ほんの数10秒だとは思いますが、確実になんらかの印象を抱いたに違いありません。もちろんもう記憶になんか無いでしょうけど、レジの瞬間、なんらかの感触を持ったことでしょう。

ふと、80年代前半あたりの片岡義男さんの短編小説をイメージしちゃいました。特にドラマチックというわけではないんだけど、さりとてややイワクインネンのある男女の、ある日常の断片。スコ〜ンと真っ青に晴れた初秋の日、西の空には雨を予感させる雲がわいてきたりしてね。

たった1枚の小さなレシートの持つリアリティっていうのはもの凄いものですね。そしてそこに残された動かざるデータから無限に広がる空想物語。BOOK OFFで買ったわずか105円の中古の文庫本たら、ワクワクするようなエンターテイメントをもたらしてくれるもんです。

MX2502.JPG
posted by 用務員 at 18:54| Comment(1) |  Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
用務員さん 空想と言うより 淫靡な妄想の方向へ進んでるように思えるの私だけでしょうか?
でも こおゆう新たな発想も 楽しいですね。
Posted by red at 2011年07月05日 23:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。